木造とRC造で住み分ける二世帯住宅
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庭にある藤棚の木を残したまま二世帯住宅に建替え出来ないか、というのが建て主の最初の要望でした。
立派に成長していた藤の木はそのままの位置を動かさず、藤棚はつくりかえることにしてこの藤棚を境にして二世帯が住み分けることにしました。親世帯はRC造で庭のある地階と1階に、子世帯は木造で空の見える2階と屋根裏に配置しました。1階までをコンクリート造としたため世帯間の音の問題は解消できました。またコンクリートの上部は上の世帯の人工の大地になっています。藤の緑が世帯間のソフトな分離帯となりました。
http://www.yumira.com/SpaceFiles/03work/01juutaku/10yukigaya/10yukigaya.html
・ 庭の藤の木を残したい。
・ 娘2人ー金属などが好き。
・ 屋根裏部屋を活用したい。
・ 夫婦ー木をたくさんつかった家。
地階のスペースと屋根裏スペースは床面積の建築基準法上のボーナスでつくり、最大限の床面積を確保しました。
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入口を分ける藤棚
保存した藤の木の藤棚をはさんで二世帯の入口が分かれる。
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2年経ち藤棚が元気に復活しました。
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居間(親世帯)
居間と食事室が連続した広い空間につくりました。中央の床にFRP製パネルを置き、地階に光が落ちるようにしました。壁はホタテ貝入りのエコドマス左官仕上。
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天井のFRP製の床パネル
1階から地下ホールへ光を落とします。
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リビング(子世帯)
天井の高い吹抜け空間です。将来この部分に増築して床がつくれるよう梁はあらかじめその荷重を見込んだ強度のものをつかいました。
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階段通路
屋根裏部屋へいたる開放感のある通路です。
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半透明の板塀
半透明のポリカ板を縦格子状に並べ隙間から庭の植物が顔を出すようにした。
夏は朝顔で一杯になると通学の子供たちも喜びます。